音楽コミュニティアプリ「nana」ユーザーによるリアルイベントを開始、2016年には武道館も
YEBISU MUSIC WEEKEND2日目のトークセッション、京都精華大学 presents 『音楽を支える、ちょっと変わった“裏方”たちの話し』に登壇した文原明臣氏。その文原氏がCEOを務め、iOS/Android向けに音楽コミュニティアプリ「nana」を提供している株式会社 nana musicが11月26日に新しい事業構想の発表会を開催した。
2012年にリリースされた音楽コミュニティアプリ「nana」はスマートフォンをマイクにし、音声や楽曲し投稿し共有・コラボすることができるサービス。2010年に起こったハイチ沖地震へのチャリティ・ソングとして企画された「We Are The World 25 For Haiti (YouTube Edition)」の映像に文原氏が感銘を受け、そこから音楽を通じた様々な共有体験をしたいと思ったことが、アイデアのキッカケになっている。
現在のダウンロード数は60万件以上で、楽曲投稿数は300万曲以上、毎日1万曲以上の楽曲が投稿されているという。ユーザー1人あたりの月間平均滞在時間は5時間、上位5%のコアユーザーでは64時間となっているという。ユーザー層は約70%が高校生以下になっており、新たな音楽シーンの誕生を予感させる。また、国別分布では65%が日本からの利用となっているが、米国をはじめタイやベトナムでも利用され始めている。今年12月4日にはアプリをアップデートし、コミュニティの熱量の強化に目指すとしている。
事業構想発表と合わせて、抹茶みらい、gun、ERI ROCK、shinbambi、うーさんの5名のnanaユーザーがライブを公開配信をする「nanaキャス」も実施された。
「nanaキャス」は普段はアプリ上で音楽セッションを楽しんでいるnanaユーザーがリアルの場に集い、カバー曲の演奏やオリジナルの楽曲を通し、特別なコラボレーションを発信する企画。番組配信中に届けられる視聴者のコメントや出演者の推薦、放送内容のリクエストを通じて、ユーザーと共に共創する音楽番組で、2015年以降はリアルイベントの開催も予定している。2016年には「nanaフェス in 武道館」を開催することも発表となった。これらのキッカケによりnanaユーザーが音楽表現のモチベーションを高め、音楽が生活に根付き人生の一部となることを考えているという。
第0回と題された今回の配信は、約50分の番組となり、3000名近くが閲覧。ツイキャスではアーカイブが公開されており、今からでも下記リンクでチェックできる。非常に熱量が高く、暖かい配信となっている。
http://twitcasting.tv/nanamusicinc/movie/120146316
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