50年前の海賊ラジオ放送局が今に問う、音楽との出会い
50年前の海賊ラジオ放送局「ラジオ・キャロライン」のドキュメンタリー映画を現在制作中のハンス・フェルスタッドと当時ロンドンで海賊放送を聞いて育ったピーター・バラカンが、英ラジオを変えた海賊放送局の知られざる事実にせまるレアなセッションが実現!あの頃の音楽を若者たちの手で勝ち取った姿が今に問いかける、新しい音楽との出会い。
ハンス・フェルスタッド(Hans Fjellestad)
ロサンゼルスを拠点とする映画監督、ミュージシャン、脚本家。UCSD(カリフォルニア大学サンディエゴ校)で音楽を学び、映画、演劇、舞踏音楽など意欲的作品を世界各国で発表。実験音楽シーンで伝説的なアーティストらとのコラボレーションでも有名。現在50年前北海上から放送開始した海賊ラジオ局『ラジオ・キャロライン』のドキュメンタリー映画を撮影中。海賊ラジオ全盛期未体験世代が描く『ラジオ・キャロライン』への期待は大きい。過去世界的に高い評価を得た『SUNSET STRIP』(2012年)『MOOG(モーグ)』(2004年)をはじめ映画作品は音楽を題材にしたものが多く『Sounding the Space』(2014年)『音楽と体の神秘(ドラムビートはハートを打つ)』(2009年『FRONTIER LIFE』(2002年)など多数。
ピーター・バラカン(Peter Barakan)
1951年ロンドン生まれ。
ロンドン大学日本語学科を卒業後、1974年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。
現在フリーのブロードキャスターとして活動、「Barakan Beat」(インターFM)、「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK-FM)、「ライフスタイル・ミュージアム」(Tokyo FM)、「ジャパノロジー・プラス」(NHK BS1)などを担当。
著書に『ラジオのこちら側で』(岩波新書)『200CD+2 ピーター・バラカン選 ブラック・ミュージック アフリカから世界へ』(学研)、『わが青春のサウンドトラック』(光文社文庫)、『猿はマンキ、お金はマニ 日本人のための英語発音ルール』 (NHK出版)、『魂(ソウル)のゆくえ』(アルテスパブリッシング)、『ロックの英詞を読む』(集英社インターナショナル)、『ぼくが愛するロック名盤 240』(講談社+α文庫)、『ピーター・バラカンの音楽日記』(集英社インターナショナル)などがある。